資金調達 · 2026年8月29日

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パリ発スタートアップARCSPACE、衛星修理技術で200万ユーロ調達

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alex° / Unsplash

衛星の寿命延長を目指すフランスの宇宙スタートアップ、ARCSPACEは200万ユーロ以上の資金調達を発表した。同社は軌道上で電子ビームによる溶接・切断技術を実証し、当初から修理を想定していない衛星への介入を目指す。

同技術は、打ち上げ時の振動や真空、極端な温度変化といった宇宙環境下で動作するよう設計されており、人間による直接操作なしで衛星の構造を改修できる。これにより、従来は使い捨てとされていた高価な衛星資産の価値を回復させる可能性がある。

今回の資金調達ラウンドはDEPO Venturesが主導し、SCE Freiraum Ventures、IRDI Capital Investissement、およびフランスのビジネスエンジェルらが参加した。調達額は200万ユーロ以上に上る。ARCSPACEは2022年にパリで設立され、現在までに10社以上の商業企業から関心を集めているほか、フランス国立宇宙研究センター(CNES)、欧州宇宙機関(ESA)、欧州防衛基金との協力も進めている。

同社の技術は、2027年に100秒を超える完全自律溶接の実証を計画しており、宇宙空間での溶接技術としては先駆的な取り組みとなる。また、ThinkOrbitalとTWIによる2024年5月の実験では、地球低軌道で電子ビーム溶接が行われた実績もある。

宇宙サービス市場は依然として未成熟ながら、欧州宇宙政策研究所(ESPI)によると2030年までに51億ドルから70億ドル規模に成長すると予測されている。同市場では、Northrop GrummanのMEVミッションが衛星の寿命延長により数億ドル規模の価値を保全した実績もあり、今後さらなる拡大が見込まれる。

フランスWebが報じた。

FrenchWeb の報道。