資金調達 · 2026年9月15日

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AnthropicのIPOでNvidiaが100億ドルの投資を検討、評価額は2兆ドルに

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Ana Bórquez / Unsplash

人工知能企業Anthropicは、史上最大規模となる可能性のある新規株式公開(IPO)を準備しており、半導体メーカーNvidiaが最大100億ドルを投資する可能性があると報じられている。AnthropicはIPOを通じて最大1000億ドルの資金調達を計画しており、上場後の企業価値は約2兆ドルに達する見通しだ。

NvidiaはIPOのアンカー投資家として参加する意向を示している。アンカー投資家とは、IPOが一般市場に公開される前に一定規模の株式購入を約束する大規模な機関投資家を指す。NvidiaはAnthropicの主要な顧客であり、最大のAIアクセラレーターサプライヤーの一角を占めている。両社の関係は、AIモデル開発に必要な膨大な計算資源と、それを供給するチップメーカーの投資が密接に結びついていることを示している。

Anthropicは現在、NvidiaのGPUに大きく依存しているが、チップサプライヤーの多様化も進めている。Claudeシリーズの需要増に伴い、計算資源の需要は非常に大きな規模に達しており、単一のサプライヤーに頼ることは困難とされている。2025年11月には、NvidiaがAnthropicへの最大100億ドルの投資と広範な協力関係を計画していることが発表されていた。当時、AnthropicはNvidiaのチップを搭載したMicrosoft Azureのクラウドサービスから300億ドル相当の計算能力を購入することを約束していた。

Anthropicの投資家や計算資源サプライヤーには、AmazonやGoogleも含まれている。AmazonはAnthropicの主要な投資家であり、計算資源の供給元でもある。Anthropicは今年4月、今後10年間でAmazonのクラウドサービスに1000億ドル以上を投資し、100万基以上のTrainium2チップを使用する計画を発表した。また、GoogleやBroadcomと協力して、数ギガワット規模のTPU計算能力を増強する取り組みも進められている。

Anthropicは、Claudeモデルに最適化されたカスタムAIチップの設計を検討する内部チームを編成しており、将来的にはAI計算ハードウェアの設計にも関与する可能性がある。今年5月には650億ドル規模の資金調達を完了し、投下後の評価額は9650億ドルに達した。7月末時点の年間収益実行レートは650億ドルを超えており、2025年末の約90億ドルから大幅に増加している。2028年には収益が1900億ドルから2000億ドルに達する見通しだ。

Anthropicは今年11月の米国中間選挙前に上場を完了する計画だ。今年8月末までの米国のIPO累計調達額は、SPACを除き1370億ドルに達し、過去最高を更新している。SpaceXの6月上場も、大型テック企業のIPOへの関心の高まりを後押しした。Anthropicが1000億ドルを調達すれば、史上最大のIPOとなる可能性がある。Nvidiaが100億ドルを投資すれば、同社はAnthropicの収益成長から利益を得るとともに、AIモデル企業の長期的な資本価値を直接享受することになる。ただし、現在の数値は交渉段階のものであり、最終的な調達規模や評価額は変更される可能性がある。

cnBeta の報道。