資金調達 · 2026年9月3日
ミュンヘンのAIスタートアップ「Nnexoro」が2人のビジネスエンジェルを獲得
ミュンヘンを拠点とするAIスタートアップのNnexoroは、初のエンジェルラウンドを完了した。同社は事業拡大に向け、Stefan Smalla氏とDennis Vogt氏の2人のビジネスエンジェルを獲得した。
Stefan Smalla氏とDennis Vogt氏は、2025年に設立されたNnexoroに対し、金額は非公開ながら出資を行った。調達した資金は、同社の製品「Carl」のさらなる開発と、ドイツ語圏(DACH)市場における成長に充てられる予定だ。
NnexoroはSelim Ruppert氏とJulian Lorenz氏によって設立された。同社が開発する「Carl」は、人手不足の業界向けの「デジタル同僚」として位置づけられ、主に調整業務を担う。同システムは、従業員、業務、顧客をつなぎ合わせる役割を果たし、意思決定は引き続き従業員が行うという。
Nnexoroは、プロセスを制御し、複数のシステムから情報を統合して業務ステップを自動化するKIエージェントを活用している。Carlのほか、同社はプロセス分析やデータワークショップを通じて、企業向けの個別ソリューションも提供している。
今回のエンジェルラウンドにより、Nnexoroは異なるバックグラウンドを持つ2人の投資家を獲得した。Stefan Smalla氏は家具ECサイトWestwingの創業者であり、同社のCEOを務めた。その後、The Quality Groupのトップを歴任し、現在はDraxonで再びソフトウェア起業家として活動している。Dennis Vogt氏はザンクトガレン大学の顧客洞察研究所で博士号を取得し、ポジショニングやブランド戦略の分野で経験を有する。
調達した資金は、Carlの機能強化と製品ラインアップの拡充に充てられるほか、ドイツ語圏市場におけるプレゼンス向上にも活用される見込みだ。
同社の取り組みは、人手による調整業務が多い業界におけるKI活用に焦点を当てている。Nnexoroは、個別のKIツールではなく、既存の業務フローにKIを直接組み込むことで、繰り返し発生する調整業務を自動化し、従業員が本来の業務に集中できる環境を整えるとしている。
ミュンヘン・スタートアップが報じた。
Munich Startup の報道。