プロダクト · 2026年9月2日

欧州の山火事報道をめぐりデンマークの専門家が主張、地球全体の焼失面積は減少と指摘

black flat screen computer monitor
Raymond Hsu / Unsplash

デンマークの政治学者ビョーン・ロンボルグは、欧州各地で深刻化する山火事に対し、地球全体の焼失面積は過去数十年と比較して減少傾向にあると主張した。

ロンボルグは8月20日付のE24への寄稿で、衛星データに基づき今年の世界の焼失面積が過去10年間と比べて大幅に減少していると述べた。しかし専門家らは、この主張が欧州やカナダ、シベリアで発生する大規模な山火事のリスクを過小評価していると指摘する。

ロンボルグは、アフリカや南米のサバンナや草原で焼失面積が減少している主な理由として、農地や牧草地への転換を挙げた。その一方で、カナダやシベリア、南欧の森林で発生する大規模な山火事は、干ばつや熱波、過疎化、文化的景観の荒廃、可燃性の高い単一樹種の森林拡大といった要因が重なり合って引き起こされていると説明した。

ロンボルグはまた、地球温暖化の進行を示す指標の一つとして、山火事だけでなく海面上昇や海洋酸性化、洪水、干ばつ、猛暑、永久凍土の融解などを挙げた。これらの現象は、温室効果ガス排出量の大幅な削減とともに、地域レベルでの気候変動への適応策強化の必要性を浮き彫りにしていると述べた。

E24は、デンマークの政治学者ビョーン・ロンボルグが欧州各地の山火事に関する自身の主張を8月20日付の同紙への寄稿で発表したと報じた。

E24 の報道。