事業拡大 · 2026年8月27日
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モロッコ、2030年W杯開催に向けテック分野で躍進 3000社超のスタートアップ目指す
モロッコは2030年にスペインとポルトガルと共同開催するFIFAワールドカップに向け、テクノロジー分野の強化を加速させている。首都ラバトに本拠を置く政府は、2030年までにスタートアップ数を2022年の380社から3000社に増やす計画で、2026年までに1000社を達成する目標を掲げている。
同国のデジタル戦略「モロッコ・デジタル2030」の一環で、政府は2030年までに1〜2社のユニコーンと10社の「ガゼル」の輩出を目指す。ガゼルとは、3年間で売上高500万ドル以上を記録し、10〜20%の成長を遂げるスタートアップを指す。現在、モロッコには636社のスタートアップが存在し、2021年の167社から4倍に増加した。
テック分野の優先課題として人工知能を掲げるモロッコは、2024年10月からデジタル移行・行政改革担当大臣を務めるAmal El Fallah Seghrouchni氏が、OracleがアガディールにAI研究開発センターを開設したことを歓迎した。同国はまた、外国投資家の呼び込みを支援するため、2017年に設立された投資・輸出促進機関Amdieを通じて「Morocco Now」ブランドで国際プロモーションを展開している。
AmdieのAli Seddiki CEOは、モロッコが「低コストから高付加価値へ」の戦略転換を進め、政治的・通貨的安定性が投資家を安心させると指摘。ワールドカップ2030開催を機にプロジェクトが加速し、投資額が大幅に増加していると述べた。
同国はまた、2025年4月に国王ムハンマド6世が承認した高速鉄道(LGV)のカサブランカ延伸工事を進めており、2029年末までの完成を目指す。これにより、タンジェからマラケシュまで2時間40分、ラバト空港からカサブランカ空港まで35分で結ぶ計画で、工事費は50億ユーロを超える見込みだ。
経済の中心地カサブランカはテックエコシステムの中核でもあり、2025年にはモロッコのテック分野の75.1%の資金調達(48件、総額1億815万ドル)と58.3%の取引件数を占めた。モロッコ・スタートアップ・エコシステム・レポート(UM6P作成)によると、カサブランカのGDPは国内の32.3%を占める。
According to Maddyness, 2026年8月24日に掲載された記事による。
Maddyness の報道。